私は、国連の諮問機関で世界の現実を見てきました。戦争、貧困、環境破壊。世界は確かに危機に満ちています。しかし同時に、そこには「人は必ず未来を切り拓ける」という希望もありました。
一方で、私は伊勢神宮の奉仕団体の理事長として、日本の源流ともいえる伝統と精神に日々触れています。日本人が千年以上にわたって守り続けてきた祈りの心、自然と共に生きる姿勢。それは、世界が失いかけている大切な価値そのものです。
そして私は、二人の子どもを持つ父親です。だからこそ、机上の理想ではなく、「自分の子どもに胸を張って渡せる日本」をどうつくるか。これこそが、私のすべての活動の原点です。
私は決意しました。
伊勢から日本を元気にする。
それは単なるスローガンではありません。世界で学んだ知恵と、伊勢で受け継いだ精神、そして父としての責任。そのすべてを注ぎ込み、必ず実現すべき使命です。
私は三つの柱を掲げます。
-
第一に、
【地域から日本を立て直す】
伊勢の地から、農業と観光、伝統と産業をつなぎ、循環型の地域経済を築きます。若者が誇りをもって働ける場をつくり、高齢者が安心して余生を送れる社会を実現します。地方からこそ、日本はよみがえります。 -
第二に、
【子どもたちの未来に投資する】
教育を無償に、子育てを安心に。貧しさゆえに夢を諦める子を、一人たりとも出さない。日本人としての誇りを学び、世界で堂々と活躍できる世代を育てます。これは父としての、そして大人としての責務です。 -
第三に、
【日本人の精神を取り戻す】
物や金だけでは、人は幸せになれない。和を尊び、祈りを大切にし、自然と共に歩む。この心を取り戻すとき、日本は必ず再び世界を照らす国となります。
私は世界を見ました。日本の根を知りました。父として未来を見据えています。
だからこそ断言します。伊勢から日本を変えることはできる。いや、変えねばならないのです。
私の子どもたちのために。皆さんの大切な人のために。そして、まだ生まれていない未来の日本人のために。
この想いに共鳴してくださる方と共に、私は命をかけて歩みます。
伊勢から。
日本を元気にするために。

